映像は戦闘シーンや艦隊戦、波動砲の演出などはCG技術を綺麗に使って迫力あるものでした。
ただ、内容の方がご都合主義といいますか、出てくるハードルがすぐ次には解決策がわかり、
実行できてしまうというのを何度もやられると、またかと拍子抜けします。
ブラックホールの力を利用したスウィングバイの方法が出たときから、ついさっきまでドンパチやっていたのに
古代が見せた戦いに武士道を見て停戦してきたエトスの提督、正義の戦いを見せていたのにアマール市民が
攻撃を受けているときに政治的背景から動かなかった古代、結局その危機状況から必然的に市民の抵抗を意見として集約できたこと、
アマールの将軍の死が駒の一つかのような感想だったこと、波動ミサイル搭載の信濃、
エネルギー源が太陽にカモフラージュしたことに気付くこと、そして最後はストーリーの始まりである移動性ブラックホールが
単なる次元転移装置で、しかも星をも飲み込むほどの力の中でヤマトが中まで入って結局破壊できたこと。
特にこの場面、古代は途中まで人類は負けたのだ何だとか勝手にまとめ入っていたのに、ストーリーの発端からさらには
テーマまでも最後の最後にひっくり返さないでください。するにしても経緯が軽すぎます。
戦闘シーンのような重厚なストーリーが観たかったです。
焼き直しとはいえ、エウレカのように設定から変わっているわけではなく、
アルトとランカの親密度が初めから高かったり、シェリルとの出会いや触れ合いをテンポよくやってくれて、
短縮したという感じ。グレース女史の立ち位置がテレビ版と同じなのかが微妙かな。まだ協力的だったし、
それにブレアがすでにみんなの前に現れて共闘しているから。これも映画の尺を考えると仕方ないかな。
大きな流れはテレビ版とそうは変わらないです。ランカが早くもアルトに気があることくらいかなぁ。
そういう意味でアルトがランカに接する態度も少しだけテレビ版より優しいというか、ランカの立場を
考えて行動しています。
早くもシェリルとランカとの協力歌い合いは行ってしまったので、後は三角関係の行方が気になるところ。
戦闘映像はいつもながら流石の一言です。こうしてみると、テレビ版の時点ですでに劇場版並のクォリティは
維持できていたようで。